ただ流されて生きるのか、自分を生きるのか

セールスマン「このカプセルに入って、特殊な溶液に体を沈めれば、何もしなくてもあと100年生きられます。」

客「100年?そんなに?もうすでに60歳なんですが、160歳まで生きられるということですか?」

セールスマン「はい。今のところ、確認されているのがあと100年というだけで、理論上は100年でも200年でも生きられます。」

客「時間があれば、何でもできそうですね。希望がわいてきました!ありがとうございます。ぼくは、どうすればいいですか?お金ですか?」

セールスマン「今後の維持に関する費用は、財団が世界組織で運営しているので、お客様は、先日お支払いいただいた金額で契約が成立しています。おめでとうございます。あなたは、このカプセルに入るだけで、何もしなくてもいいのです。心臓と脳に電極を埋め込んで、体を固定します。最初の数週間は、動けないことが苦痛に感じられますので、自動的に適量の向精神薬が体に注入されます。そのうち、筋肉や神経は、半年もすれば退化しますので、何も感じなくなります。」

客「電極?固定?いや、それは必要ない。今取り掛かっているプロジェクトを進めたいんだ。100年あれば、最後まで見届けられると思う。100年生きられるなら、そう思って契約したんだ。」

セールスマン「ご安心ください。プロジェクトは、他の方が着実に進められることを確認済みです。あなたは、すでに契約して、一時金をお支払いいただいているので、カプセルに入ることになります。」

客「いやだ!!そこまでして100年も生きたくない。」

セールスマン「何か誤解をされているようです。苦痛は一切ありません。あなたの意識は覚醒したまま、眠ることなく、最低100年は、生きられるのですよ?」

客「いやだ、いやだ、いやだ・・・・。」

財団の職員「麻酔をかけよう。急いで、処置をするんだ。このままだと解約されてしまう。」

客「いやだ、いやだ、い・・・や・・・・」

もちろん、この話は、今はまだ現実ではありません。

しかし、可能性がある話である証拠には、映画『マトリックス』では、カプセルにつながれた人々が描かれています。他にも似たようなストーリーは見つかるかもしれません。

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充実した時間は早く過ぎ

楽しい時間は早く過ぎ、そうでなければ、時間はゆったりと長く感じられます。

時間は時計を見たりして、「相対的」に長さを捉えることができますが、実際には、どういう状況で何をするかによって、体感が変わります。

となると、人生というのは、長い短いではなく、どれだけその瞬間を自分を生きたかではないでしょうか。

ネガティブなニュースはマスコミに限らず、巷にも、井戸端会議にも現れます。皆さん、他人の不幸というゴシップが大好きです。自分の身に降りかかると自己防衛が働き、正当性を主張しがちな現実も、自分と関係なければ、簡単に攻撃してしまいます。

どうですか。もう認め合う社会と同時に世界を変えましょう。世界は一人ひとりの意識で変えられます。そのことを知るだけで良いのです。

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