リードミーって何?

 フォルダを開いたときに、真っ先に読むファイルがあります。その名も「はじめにお読みください」というファイル名になっていると思います。これは、いくつかの文書ファイルがまとめて提供されている場合の「お決まりのパターン」です。これは、たとえば家電製品などを購入すると、印刷された冊子になった説明書以外に付属してついてくる、別刷りの文書としてもおなじみの名前です。

 その昔、コンピューターのファイル名に日本語が使えない時代が、かなり長い間ありました。

 その頃に使われていた「はじめにお読みください」という日本語のファイル名の代わりに使われていたのが、「readme.doc(リードミー・ドク)」というファイル名でした。今風に言えば「リードミー・ドット・ドク」ですね。翻訳すれば「私を読んで」です。わかりやすいですね。この「.doc(ドット・ドク)」の部分を「拡張子」と言います。Windowsの初期設定では、拡張子は見えない設定になっていますが、今も拡張子は、影に隠れてファイルの種類を表すのに使われています。

 現在この「.doc」という拡張子はMicrosoft Wordの拡張子になっています。そのため、このファイル「readme.doc」を開こうとするとWordが開いてしまいます。ところが「readme.doc」は、本来Wordで開くための形式では書かれていない「プレーン・テキスト(書式のない文書)」で、Wordは、このプレーン・テキストを開くようには作られていないのです。

「えええ?どういうこと? 開けないファイルなの?」

 安心してください。そのため、最近は「readme.doc」というファイル名は使われていません。ただ、ふと、このファイルがあったことで、フォルダの内容が以前は、よく理解できたことを思い出しました。これを利用しない手はありませんね。

 最近、ぼくが自分で使っているパソコンでは、この「readme.doc」に代わって、「readme.txt」というファイル名を使うようにしています。ここにどんな内容のファイルがあるのかを、メモ程度に書き込んでいます。

 もし、それいいね。って思える方がいたら、やってみてください。もちろん、この例はぼくの場合で、ファイル名はなんでもいいんです。「■■■」みたいなファイル名とか「★重要★」みたいなファイル名でも大丈夫です。

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