腰が痛くなると、どうなるか

 かかりつけのお医者さんと同じ病気で馴染みになるということが、持病の条件だとしたら、ぼくの腰痛は立派な持病なんだと思う。

 多い時で年に3~4回くらいは腰痛で医者に行くと思う。通い始めたのは、だいたい40歳ぐらいからだから、20年近くのベテラン腰痛です。

 腰痛ひとつで、いろんなことができなくなります。トイレで膝までずらしたパンツが足元に落ちた日にゃ、「おい、おまえ。」とパンツに語りかけることになります。どうにかして、パンツの端を伸ばした人差し指と中指でつまんだ瞬間に激痛が襲います。

 顔を洗うのもたいへんです。まっすぐ気を付けのまま顔を洗う方法があればいいのだけれど、それは無理なので、片手で水をすくって顔になすりつけます。どうしてもシャツは濡れてしまいます。これはまあ、着替えればいいわけだけど、着替えるのもなかなか(笑)。そうか、タオルを濡らして、絞っておけばいいわけだ。それもどうしようかという感じだけれど。

 座った姿勢からすぐに立ち上がれないので、いったん腹ばいに寝そべってから少しずつ上体を起こします。ところが、外に出ると、この動作ができない。なんとかつかまり立ちをして、少しずつ身体を伸ばすことになります。これが、割と痛い。

 坂道や階段を歩くのも、なかなかです。幸い今回は、休みの日が多かったし、早めに医者に行けました。明日教室がありますが、なんとかなるでしょう。

 まあ、でもいい経験もあります。なにしろ、テンポがどうしても遅くなります。何でもゆっくりやっていいんだなって思えるのも、普段だと経験できないことです。同じように全部できなくてもいいわけです。できることに命をかけてるような人から見ると、わからない感覚かも知れません。これはこれで別の人生を経験しているようで楽しいと感じます。

 結局休むしかないので、たっぷり休めます。身体はその間、リセットされているんですね。これもいい経験です。

 さて、眠くなりました。寝ましょう。おやすみなさい。