年賀状、作る?作らない?

 22年前、パソコン教室を開業した頃は、年賀状、はがき印刷の講座やレッスンは、この季節お決まりの行事でした。

 それは郵便局が年賀状を売り出す頃から始まって、年末ぎりぎりまで続いていました。年賀状の見本帳のような新聞の折り込み広告もよく見かけたように思います。

 最近はどうでしょう。講座やレッスンもぜんぜんないわけではありませんが、割合としては、ごくわずかです。大口の企業からの依頼はまったくなくて、個人が50~100枚程度印刷するケースがほとんどです。

 書店や家電量販店には、相変わらず年賀状の書籍、ソフトのパッケージが並んではいますが、以前のような派手さはありません。

年賀状は消えるんでしょうか?

 ぼくのように、年賀状を受け取っても、一切出さない人もいます。受け取ったら、返信として出すという方もいます。SNSで新年のメッセージを発信して、コメントでやり取りをするという様子も、最近ではよく見られます。個々に、グループでLINEでメッセージをやり取りをするということもあると思います。

 ただ、やはり一定の需要はあるんだろうなとは思います。いきなり年賀状が消えるとは思えませんが、このままスマホ世代がある程度の年齢層になる頃には、珍しい風習になるんじゃないかと思います。

もしスマホが消えたら?

 ただ、そのスマホが消えるかも知れないとしたらどうでしょうか。現在ネットワークを利用した買い物や会員登録など、さまざまな認証がマイナンバーカードで行えるようになるかも知れません。あるいは、認証コードが人体に組み込まれるようになるかも知れません。いずれにしても、様々な認証システムが実用化されていく中で、消滅する可能性があるのは、メールサービスです。SNSやクラウドが既に実用化されている状況で、現在メールボックスを埋め尽くしているのは、企業からのPRやお知らせ文書と迷惑メールです。

 スマホをよく利用している方は、通知とバッジと呼ばれるアプリの着信件数を知らせる数字をチェックするのに時間を費やしていませんか。

 スマホが登場して10年が過ぎ、スマホに代わる新しいメディアが登場する可能性があります。

 もし、そうなったときに、年賀状が復活する可能性も、もしかしたら、あるかも知れません。

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