田村虎蔵氏を顕彰する

6月30日(水)夜、ある知人から「田村虎蔵氏について、講演をしてくれる人を探している。誰か知らないか。」と話を持ち掛けられた。何人か思い当たる方の名前を挙げてみたが、みんな断られたという。「それなら、ぼくも以前興味があって田村虎蔵氏のことは調べたことがある。話をしてみましょうか。」ということで、ぼくが講演者(の一人)として、話が進んでいる。

演題「唱歌の父・田村虎蔵/音楽はことばと共に」オカリーナ奏者・岸本みゆう

7月4日(日)に電話で、ひとまずタイトルを決めてほしいというので、6日(今日)上記の通りにしたと伝えた。田村虎蔵氏というと、言文一致での唱歌、学校での音楽教育を提唱したことで知られている。どなたか別の人が『全国鉄道唱歌/山陰鉄道唱歌』について語られるそうなので、そのことについても触れてほしいとの要望だ。

主催者は「鳥取県を舞台に!歴史大河ドラマを推進する会」及び「鳥取県社会福祉協議会(県社協)」で、本年度も(昨年に続いて)「生涯現役まつり&歴史大河ドラマ候補選考会」を開催するらしい。開催は鳥取県民の日9月12日(日)が予定されている。会場は米子にある新日本海新聞社と聞いた。

その中で、3本(3名)の候補があり、その一つとして20分間の講演をするということだ。あとの2本(2名)については、今の段階では知らされていない。

パワーポイントで資料を映し、講演をするというスタイルになると思う。「何か肩書を」と尋ねられ、「オカリーナ奏者」としたので、オカリーナで田村氏の作品を交えながらということになろう。

鳥取県立図書館をあとにして、岩美町立図書館へ

岩美町立図書館

最初、村岡範為馳(むらおか はんいち)氏のことを調べようと思って、鳥取県立図書館に足を運んだが、村岡氏がX線写真の撮影に成功したことを記した鳥取県医師会が発行の文書のようなものしか見当たらなかった。

村岡氏は物理学の専門家であると同時に、郷里鳥取で「音楽教育の必要性」を説いた講演会も行っており、田村虎蔵氏、永井幸次氏などに影響を与えている。

田村虎蔵のことを調べるのなら、まずは、「言文一致唱歌の創始者・田村虎蔵の生涯」(丸山忠璋著・音楽之友社)という本は必読だろうということで、以前に一度読んだことがあったのだが、再度精読することにする。

この本はもちろん、鳥取県立図書館にも、岩美町立図書館にも、どちらにも蔵書がある。

さて、田村氏の生年については、2種類ある。1873年(明治6年)とするものと、1871年(明治4年)とするもので、1933年(昭和8年)に還暦の祝いとしての「田村虎蔵先生音楽教育四十年記念祝賀会」か、東京日比谷公園の日比谷公会堂で開催されている。

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