衛星通信が届けてくれるもの
ぼくには、山の中や峠のきれいな風景をスマホで写真に撮って、誰かに送ろうとしたら、圏外だったというような経験がよくあります。今では、ほとんどの生活圏でインターネットが利用できるようになっていますが、森や海、離島などでは、電波が入りにくいところは今でもあります。
また、大きな災害などで、移動体通信事業者の基地局が使えなくなると、通信回線もパンクして、インターネットだけでなく、電話そのものも繋がりにくくなります。
「スペースXのスターリンク」というのは、イーロン・マスクが代表を務めるアメリカの企業が開発した衛星インターネット通信網です。スターリンクそのものは、2021年11月から日本国内でも個人が契約して利用できるようになっています。
au通信網でこのスターリンクが利用できるようになるというニュースは、今後、スマホで既に5Gの次の世代のインターネットが始まったことを示しています。6Gでは、100Gbpsを超える超高速通信速度になると言われています。今のスターリンクは、せいぜい100Mbps（ダウンロード）程度なので、とても6Gとは言えませんが、「どんな場所でも」インターネットがつながる環境はまさに6Gでしょう。
楽しみです。
