#2.世界は日の出を待っている

　太陽系にあるこの星は、文明が発達していて、多様な生命体が暮らすことができる、自然に恵まれた豊かな美しい星です。私たちはずっとずっと憧れていました。長い年月をかけてようやくその星に行くことができました。しかし、行ってみると、いつもどこかで紛争をしたり、戦争をしている悲しい星でした。そして私たちが実際に行ってみると、これまで攻撃的な対応を受けたことが何度もありました。

　この星のジャパンという海に囲まれた温暖で小さな地域では、これまで何度も友好的なサインを、さまざまな形で受け取ることができました。私たちは、波動を調整して、この星のニンゲンという生命体が、音や光として感知している周波数を打ち消して、この星のジャパンや他の地域を何度も訪問してきました。

　ニンゲンの中には、私たちの波動を受け取る者もいました。そして、私たちは、ニンゲンから発しているサインも受け取っています。ニンゲンは、「進化」という幻想的なイメージだけで、私たちをニンゲンより高度な生命体だと思っているのですが、生命体には、環境に適応した違いがあるだけで、高いも低いもありません。ニンゲンが苦心して宇宙に飛び出すのも、私たちがこの星を訪れるのも、距離や時間、空間という結果がこの星のモノサシで見れば差があるだけで、その意味や労力に違いはないのです。

　ニンゲンは、善と悪、愛と憎しみなどのように「違い」を対局に捉えて理解する性質があります。これはエネルギーの違いでしかありません。同じエネルギーが、見る方向で善になり、悪になるのです。愛も憎しみもまったく同じです。すべてがひとつであることが理解できれば、捕食するための戦いはあっても、ニンゲン同士の争いは起こり得ません。

ニンゲンにとっての朗報です

　ニンゲンたちも、宇宙から生まれた生命です。この星のわずか数十年の間に、私たちのサインを共有できる生命が、たくさん生まれています。これから、そのニンゲンたちが、もっと自分たちの本当の生きる意味を見つけ出すでしょう。私たちは、すでにそのサインを受け取っています。私たちは、侵略も攻撃もしません。ただ、これからも見守っています。この星のニンゲンたちが、自分自身でこの星の新しい時代を作っていくのです。